みるくきゃんでぃー

「響介くんはねぇ!
去年C組で、めっちゃカッコいいの!!
すっごいモテるのに・・・・・
梨沙ってば!知らないなんて」

あきれ顔の愛海。
だって知らないものは知らない。
そーいえば愛海は去年C組だった。
あたしはA組だった。


「あ!噂をすれば響介くんっ♪」

「え!?どれ?どれ?」

「あそこ!あのカッコいい人!」

「カッコいい人!?分かんないよ〜」

「オーラが違うでしょ!オーラが!!」

意味の分からない会話を繰り広げるあたしたち。



「響介くんがこっちに来た〜♪」
愛海のテンションがMAXになった。
あたしにもキョースケくんという人を
確認することができた。


『キャー 響介くんだ!』
周りの女子たちが急に叫びだした。
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