【短編】生チョコ
オフィス

胃痛

地元では一流の国立大を卒業した沙理奈と私は、1歳しか変わらない。

「今日はどこに食べに行きます?」

昼休みになると毎日決まって沙理奈のほうから話しかけてくる。

「何かあっさりしたものが食べたいわね」
「もしかして、体の調子悪かったりします?」

「当たり前でしょ。」と口から出そうになるのを飲み込んで、ううんと鼻から息を吐いた。
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