☆オカマに恋した☆





 カッコ良くて、モテて…



そういう人の隣にいたら、自分も変われるんじゃないか? と思ってた。




私が教室にいて、先輩に呼び出される時、クラスメートがうらやましいという視線を送っているのを感じてた。




優越感に、ひたってただけかもしれない。




その状態を保ちたくて、なかなか別れを切り出せないでいた。




でも結局、誰の隣にいても、当たり前だけど、自分は自分なんだ。




そんなにたくさんは、変わらないし変われない。



一番は誰の隣にいたいか…




誰といる自分だったら、ちょっと好きでいられるか…そんなことのようにも思える。





 初めて唯から紹介されて、挨拶した時の爽やかな先輩の笑顔…




初めてしたキス…




一緒に帰ったこと…




必死に走る先輩…




ちょっとしたケンカ…




など、様々な場面が鮮明によみがえってきた。
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