☆オカマに恋した☆
「いいなぁー



家は滅多にお弁当なんか、作ってくれないからなぁ」



 そう、私が言い終えた瞬間、




「オレんちとは、違った味が楽しめそう〜♪」




 気がつくと、カトゥがいつの間にか会話に入り込んできてた。




唯の隣にさっと座り、卵焼きを手づかみでうばって、パクッと口の中に入れた。




「カトゥいたんだ?




全然気配なかったよ!」



 ちょっと驚いて、唯は言った。




「うめぇ!!



この卵焼き!



焼き加減と味付けがたまんないね〜」



 カトゥは聞いてない様子で、感想を述べた。




「ちょっと!



愛もこの卵焼きもらっちゃえよ♪」



 そう、少し遠くで、ボーっとしてる愛に呼びかけた。
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