☆オカマに恋した☆





 それからというもの、今まで以上に、好奇心からなのか、私はずっと愛とカトゥを観察してしまっていた。




ターゲットが、一人増えていた。




トイレに行くふりをしてみたり、意味もなく廊下に出てみたりして、二人の姿を探るように見つめていた。




 愛は目立って、運動が得意そうでもなさそうだけど、とにかく楽しそうな表情をいつもしてた。




 そして、時間ギリギリで移動教室に走っていく二人や、休み時間に廊下でじゃれ合っていたり。



見ていて普通の友達同士のようでもあるし、カップルといえばカップル? にも見えたりするのかもしれない。
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