sky blue





「うっ…。すいません。大丈夫っすか…?」

心配そうな顔をして私の顔を覗き込む。

「大丈夫です…。こちらこそすいません…。」

そう言い終わるとまじまじと相手の顔を見た。

ただ単に、顔がタイプだったから。

でも中学生ぐらいの年に見える。

じゃあ私なんて相手にされないか…。

「あのぉ…、マジで大丈夫なんすか?ボッーとしてますけど。」

少し笑いながらそれでもまだ心配してくれてる。

学生なのにえらいなぁとかなんか感心しちゃって嬉しくなった。

「うん。全然大丈夫!」

思いっきり立ち上がり元気な姿を見せた。

「ホントだ。元気そうですね。」

優しく笑う彼を見てやっぱり心が揺れる。

そんなこと考えながらボッーとしているとまた彼が笑いだす。

「…ってか、さっきから見えてますよ。」

「…えっ!?嘘っ!?」

そんなっ!?今日はスカートじゃないはず!?

恐る恐る自分を見てみると少しズボンが下がっていた。

「うっ…!」

顔を赤くして急いでズボンをあげる。

「大丈夫ですよ。俺、女の子の下着は見慣れてるんで。」

さらりと爆弾発言。

いやいやそういう問題じゃなくて!



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