Genius~守り人~
「水属で火属を抑える発想は良かったけど、樹属のコト忘れてたみたいね。」
ツルを操り大きな葉に乗ってやって来た草火がにっこりと笑う。
「そっちこそ忘れてないか…?」
再びニヤリと笑う清洋
“炎<エル>”
大きく叫び自分の周りのツルを焼き払おうとした。
しかし炎は現れない。
何度叫んでも同じコト
「無駄よ。この花は麻痺の花粉を散らす花。
あなたの炎は封じさせてもらったわよ。対炎をしてない訳無いわよ。」
草火が赤く小さな花を優しく撫でる。
― くそっ…くそっ…
負けたくない…
清洋はもがき続ける。
「清洋くん、終わりに…」
ブッ
右手に巻き付いたツルが千切れ清洋は手に握った剣を草火の胸突き立てた。
どよめく観客席
來も思わず身を乗り出した。
ツルを操り大きな葉に乗ってやって来た草火がにっこりと笑う。
「そっちこそ忘れてないか…?」
再びニヤリと笑う清洋
“炎<エル>”
大きく叫び自分の周りのツルを焼き払おうとした。
しかし炎は現れない。
何度叫んでも同じコト
「無駄よ。この花は麻痺の花粉を散らす花。
あなたの炎は封じさせてもらったわよ。対炎をしてない訳無いわよ。」
草火が赤く小さな花を優しく撫でる。
― くそっ…くそっ…
負けたくない…
清洋はもがき続ける。
「清洋くん、終わりに…」
ブッ
右手に巻き付いたツルが千切れ清洋は手に握った剣を草火の胸突き立てた。
どよめく観客席
來も思わず身を乗り出した。