Genius~守り人~
御前が言い終わると同時に、朱雀は一気に距離を詰める。
そして手に持つ刀を振り下ろす。
しかしそこに御前は既におらず、折れた枕木があるのみ。
背後に気配を感じ、視線を巡らすとそこには御前が立っていた。
“雷球<シン=ソイガ>”
朱雀は身を捻り、刀でそれを受けとめるがその反動で膝をついた形で後ろに吹き飛ばされる。
“風壁<フレ=ウェル>”
「!!」
“火刃<エル=サネ>”
体勢を整えると、走り来る御前の周りに球体の壁を造り、数個の三日月型の刃を投げ込む。
「クッ…」
投げ込まれた刃は風の壁に当たり、幾度も撥ね返り御前を傷つけていく。
刃が消え去った後、御前は壁を破り地面に膝をつく。
その手には風の壁を破った大きな薙刀
御前の纏っているローブは至るところが切られ、出血の後が幾つもの見られる。
そしてフードの端からは、碧かかった黒い髪が覗く。
そして手に持つ刀を振り下ろす。
しかしそこに御前は既におらず、折れた枕木があるのみ。
背後に気配を感じ、視線を巡らすとそこには御前が立っていた。
“雷球<シン=ソイガ>”
朱雀は身を捻り、刀でそれを受けとめるがその反動で膝をついた形で後ろに吹き飛ばされる。
“風壁<フレ=ウェル>”
「!!」
“火刃<エル=サネ>”
体勢を整えると、走り来る御前の周りに球体の壁を造り、数個の三日月型の刃を投げ込む。
「クッ…」
投げ込まれた刃は風の壁に当たり、幾度も撥ね返り御前を傷つけていく。
刃が消え去った後、御前は壁を破り地面に膝をつく。
その手には風の壁を破った大きな薙刀
御前の纏っているローブは至るところが切られ、出血の後が幾つもの見られる。
そしてフードの端からは、碧かかった黒い髪が覗く。