Genius~守り人~
「やはり反逆者は來だったか。」
静かに御前が口を開く。
「分かってたんですか?」
「…確信は無かったが…
我等の企てはことごとく内裏に阻まれてきた。
誰かが情報を内裏の人間に流しているとしか考えられなかった。
それが出来るのは來だけだ。」
トンネルの中に響く御前の声
凛としたなかで僅かな負の感情がいりまじる。
「なるほど…。
…御前、一つ聞きたい。
その考えがあったなら何故オレを生かして置いた?
今までの御前はこんなことしなかった筈だ。」
朱雀の問いに御前は目を閉じ答える。
「……さあ……何故だろうな……」
静かに御前が口を開く。
「分かってたんですか?」
「…確信は無かったが…
我等の企てはことごとく内裏に阻まれてきた。
誰かが情報を内裏の人間に流しているとしか考えられなかった。
それが出来るのは來だけだ。」
トンネルの中に響く御前の声
凛としたなかで僅かな負の感情がいりまじる。
「なるほど…。
…御前、一つ聞きたい。
その考えがあったなら何故オレを生かして置いた?
今までの御前はこんなことしなかった筈だ。」
朱雀の問いに御前は目を閉じ答える。
「……さあ……何故だろうな……」