プリンスの素顔

「ちょっと、あれいくらしたと思ってんのよ!」


小松原 綾佳は眉を吊り上げ、携帯を通して話している誰かに怒鳴った。




そして「もういい!」そういうと、電話を無理やり切った。




「どうかした?」


古賀 孔明は小松原 綾佳に近寄った。




小松原 綾佳は頬を膨らませた。


「大地が、ボールペンなくしたって。」




「ボールペンって、この前の誕生日にプレゼントしたやつ?」




「…うん。」



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