恋、涙 …【２】〜私とあなたと小さな天使〜

え……？



｢急に熱出して…心配、かけた。希のことだから…また、自分…責めて、ないか？｣



お見通し…だね。



｢…違うって言っても、かーくんは騙せないね。｣



｢やっぱり…か。｣



｢だって…そうでしょ？私が早く気付けば…かーくん、こんな辛い思いしなかった。私が悪いんだよ…｣



私がちゃんと、かーくんのこと見てなかったから。



かーくんに頼りっぱなしで、ちょっとした変化にも気付かなかったから─



｢私が……っ、｣



｢…やめろ、希。｣



……？



｢お前はいつもそうだ…私が、私が…って、全部自分で…背負い込むだろ？｣



かーくん…



｢いいか、希…今回は、お前のせいじゃ…ない。｣



｢でも…！｣



優しい言葉でごまかさないで…



いくらかーくんが『私のせいじゃない』って言ってくれても、私はそうだとは思えないもん…