恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
私…
かーくんに惚れてる。
恥ずかしい思いを抱えながらも、私は改めてそのことを実感していた。
「…っ!ちょっ…の、希…?」
茉央が見てるのに…
気付いたら、私はかーくんに抱き着いていた。
ギュッと力を込めて、かーくんの温もりを感じてた。
「どうした…?」
「かーくん……大好き。」
「え…なんだよ、急に?」
本当に突然だった。
自分でも何が何だかわからない。
けど…
急に伝えたくなった。
「……すっごく大好き。」
「あ〜…うん、ありがと。でも…その…急に言われると、恥ずかしいって//」
突然自分の目の前で両親が抱きしめ合う光景を、きっと茉央は不思議に思って見ていただろう。
それからしばらく、私はかーくんから離れられなかった。