恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜



ご飯を食べてる時も、かーくんは茉央の相手をしながら、私の心配をしていた。



私、そんなに体調悪そうに見えるのかな…?



でもあの吐き気は…
茉央の時と同じ感じ─



明日…
病院行こうかな?



「希…今日は俺が全部やるから、早く休め。」



食器を片付けようとすると、かーくんが私を止めた。



「かーくん、ありが……、うっ……っ!!」



私を気遣って、全部やると言ってくれたかーくんにお礼を言おうとした時、また吐き気が襲ってきた。



「…うぅ……っ、」



「希…それ、まさか…?」



私の背中を擦りながら、かーくんは驚いた様子でそう言った。



「希、明日…一緒に病院行こう。俺、午前中休み取るから。な?」



「………うん。」











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