恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
でもまぁ…
年齢のことを気にするなんて、かーくんも可愛いところあるよね。
「ほら、そんなことより早くご飯食べちゃってね?」
学校は夏休みでも、先生は出勤しなきゃダメなんだから─
私はそう思いながら、食器を片付ける為に立ち上がった。
「そんなことって…俺には重大なことなのに……」
「ぱぱー♪」
かーくんの気持ちを知らない茉央はというと、かーくんの側に寄って行き、膝の上によじ登ろうとしていた。
「……茉央。お前はパパの気持ち、わかってくれるか?」
そんな茉央を抱き上げ、かーくんは悲しそうな声で聞いていた。
わからないでしょ…?