。゚+蜜月+゚。



クスリと笑ってミリアの頭を撫でる。




「ディクス様、指輪作ったのですが・・・」




キョロキョロと辺りを見回すミリア。




「もう閉まった。なくなったら大変だからな」




そう言うとミリアを抱き上げたディクス。




ミリアはニコリと笑う。




「ディクス様の瞳の紅は綺麗ですね」




「そうか?」




ディクスはミリアを抱き上げたまま廊下に出た。




「はぃ、とても」




「俺はそんなことよりミリアが居ればいい。愛してるぞ」




その言葉に頬を紅く染めるミリア。




小さく口を開いてディクスを見つめた。




「私はディクス様がいなければ生きていけません。」




そう言ってディクスを抱きしめるミリア。



< 272 / 406 >

この作品をシェア

pagetop