。゚+蜜月+゚。



「お前となど行きたくもない」




ミリア以外には相変わらずに冷たいディクス。




「酷い!!」




トイがあまりショックではなさそうに言う。




「ミリア、寒くないか?」




トイの時とは打って変わって優しい声で話しかけるディクス。




「はい、大丈夫です」




街を通りすぎて天まで届くような城についた。




地面にミリアを降ろす。




「ディクス様にトイ様ようこそ。中へどうぞ。」




「ミリア、腕を通せ」




ディクスの腕に腕を通した。




「こう・・・ですか?」




「それで良い」




紅い目が優しく笑う。




「なんか俺だけ一人じゃーん!!!」




トイが横でいじけるがディクスは完全無視。



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