。゚+蜜月+゚。



ミリアはディクスのベッドから出た。




「・・・ミリア?どうした?」




「・・・・・自分の部屋で寝ます・・・」




ディクスに顔を向けないで部屋を飛び出た。




「ミリア!?」




「・・・っひく・・・・グス・・・」




もう嫌。




寂しい。




長い廊下を振り返る。




・・・・ディクス様・・・来てくれない・・・。




なんだか虚しくなってきた。




久しぶりに入る自分の部屋は相変わらずに紫の火が燃えていた。




「・・・・っく・・・・ふっ・・・・ぇぇ・・・・」




冷たいベッドに潜り込む。




ミリアの青い瞳が涙で濡れる。




寂しいよ・・・・。



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