。゚+蜜月+゚。
「ミリア?寒くないか?」
「はい、大丈夫です」
ミリアは薄い水色のホワホワの上着を着ていた。
ディクスは相変わらず黒い格好。
「そうか、寒くなったら言え?」
「はい」
ミリアは笑顔で頷いた。
初めて訪れた国にミリアは目を輝かせていた。
「ディクス様、お店を見ませんか?」
ミリアが指をさす方には、雪の積もったお洒落な店が並んでいた。
「あぁ、いいぞ」
「本当ですか・・・!?」
ミリアはディクスの隣ではしゃいだ。
太陽にあたる金髪の髪がそのたびに輝きながら動く。
さっきからチラチラとディクスとミリアを見る街人たち。
高そうな服に喋り方・・・それに容姿、全てにみんなが釘付けだった。