。゚+蜜月+゚。



ディクスがトニアを睨んだ。




「煩い、トニア」




「いやっ!トニアのほうが先に約束したもん!!」




だだをこねるトニア。




「ディクス様・・・私は一人で部屋まで戻れますから・・・」




辛そうに笑うミリアにディクスは軽くキスをした。




「俺がミリアの近くにいたい」




ミリアは顔を紅くした。




一方でギャアギャアと煩いトニア。




「馬鹿、うるせぇ。母様は具合が悪いんだ。見てわかんねぇのか」




ディルが言うとトニアはピタリと止まる。




「お母様具合悪いの?お母様がよくなるようにトニアいい子にする」




ディクスはミリアを抱いて部屋を出た。




「・・・寒い・・・・」




ヒンヤリとする廊下でミリアが呟く。



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