秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


言った…けどっ…


ドキドキ鳴ってる心臓。

受話器越しの先輩にも聞こえてしまいそう。





「っぁ、あの…ダメなら全然っ…」


『…クスッ、嬉しいな。
俺で良ければ喜んで行かせてもらうよ。』




………え…


今、なんて…?



固まってしまったあたしの代わりに、美央が携帯を奪いとった。




「ぁ、もしもしー?親友の美央ですっ。
清嘉のお誘い、乗っていただけたみたいですね?」



な、なんてペラペラ喋るんだ…


そんな美央を尊敬しつつも、何を言われるかドキドキしていた。




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