秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


彼氏 どころか……

友達かって言われても微妙な感じじゃない?




「バカじゃない?
一緒にお祭り行く時点で友達のラインは超えてるわよ!!」



と、あたしの心を読んだ美央。

そうなのかな…?




「それに、金魚もくれたし林檎飴もくれたんだもの。

会長は清嘉に好意を持ってるわよ!!」


「えぇ…??」



好意??

そんなワケない。


あたしみたいな……



「あたしみたいな女に好意なんて…いくら優しい先輩でも……」


「でも、前に大事な本を貸してくれたり、オレンジジュースをくれたり……
どうでも人にそんなことしないわよ?」




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