秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


教室に戻ると、美央があたしを待ち構えていた。



「おかえり。
遅かったわね?」


「ぅ、うん……
美央っ、聞いて!!!」




もう昼休みが終わるというのに、そんなことも忘れて美央にさっきの出来事を報告した。


お弁当なんて、食べられないくらいドキドキしてる。




美央はあたしの話を聞いて、終始ニヤニヤと笑っていた。





「よかったわね!!!

しばらくは先輩と一緒にいられるんだねぇ…?

ついに清嘉にも春が来た…って感じ??」


「な、そんな……!!

それに先輩なことは好きだけど、あたしには無理だもん。

憧れでいいの。」





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