秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


麻美ちゃんがいなくなったあと、美央にメイクと髪を整えてもらうことに。



「麻美は、あたしと同じ小学校だったんだよね。
天然で鈍感だけど、いいヤツだからさ。わかってあげて?」



美央は、あたしの結んでいた髪を解いて梳かしながら、そんなことを言い出した。


麻美ちゃんのこと、わかってるよ??

心配しなくても、あの子となら仲良くできる気がするの。




「大丈夫、麻美ちゃんとは仲良くできるよ。」


「そう?ならよかった。」



美央はいつもあたしのことを考えてくれる。

本当に本当に大切な親友。



美央があたしを見て微笑むから、あたしも負けないくらいの笑顔を返した。




.
< 242 / 507 >

この作品をシェア

pagetop