秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
屋上に、並んで座るあたしと瀬那くん。
な、なに??
「まさか、会長に作ってもらった?」
「ぇ!!?」
な、なんで知ってるの!?
驚きで目を見開く。
「すごい騒ぎだったんだぜ?
会長が直接お好み焼きを作ってあげた女がいる…って。
もう、女たちがギャーギャー。
まさか本当に清嘉だったとはな…」
「……」
瀬那くんの話を聞いて、身体の温度が下がっていくのがわかる。
女たち って…
「……それ…大変だよ…」
「は?なにが。」
「先輩に迷惑だよ!?
あたしなんかと噂になったら…」
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