秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


あたし……

先輩と両思いなの?


あたし……

先輩の、彼女、なの?



「あの、神崎先輩…」


「神崎先輩って、なんか堅苦しくない?
もう彼女なんだから。」



クスッと笑って、さらっと言い放つ先輩。

その言葉を聞いた瞬間、ダバーッと流れてきた涙。


彼女、なんだ。



あたし、先輩の……


本当に夢みたいだけど、擦った目が痛い。


夢、じゃない。



本当に……あたしが…



「先輩……」


「なに?……清嘉。」



ドキッ!!

よ、呼び捨て!!



瀬那くんとは比べ物にならないくらいドキドキする。




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