秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
どうしたらいいかわからなくなる。
緊張する……
「暑いし、お茶でもしない?
この前貸した本の感想も聞きたいし。」
「は、はい!!」
ニコッと笑って告げられた言葉で、本当にデートなんだって思いしらされた。
先輩と一緒にお茶…
きっとあたし、学校中の女の子を敵に回しちゃうよ。
そんなの思いとは裏腹に、先輩はどんどん歩いていってしまうから
あたしも慌てて後を追った。
平日だからか、あんまり人はいないみたい。
「ファミレスでいぃ?
お昼は他のところ行こう。」
あたしは先輩に従います。
そんな意味を込めて頷いた。
.