Only love




『ねぇ〜、遊びましょうよぉ♪』




そう言いながら雅樹さんに接近するギャルさん。


近い!近いでしょ!!!



そして雅樹さんがチラッと私をみた次の瞬間…


『わりぃ、俺大事な彼女いるから。』



…はっ?


私の肩を抱いて話す雅樹さん。


意味わかんない…



『ほらぁ…やっぱ彼女じゃん。』



『残念っ…ど〜もすみませんでしたぁ〜』



でも彼女大事にするってところもカッコいいじゃん♪
とか言いながら去って行くギャルさん。




……え…言い逃げですか…

たまっていた涙も引っ込む。



ぽか〜んとしながら雅樹さんを眺める。


『あっ、ごめんね?勝手に彼女とか言っちゃって…』

嫌だったよね…

って下を向く雅樹さん


『いえ!!とんでもない!!むしろ嬉しかった!!』


言ってからハッとした


最後のはいらねぇだろ!!
って自分自身にツッコんでも口から出た言葉は取り返しつくわけもなく…


『あっ!嬉しいって…別にっ…そう言う意味じゃ…』


あたふたする私を見て雅樹さんが笑う。


『ふふっ、わかってるよ』


でもその顔が少し悲しそうに見えたのは気のせい?



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