Only love
『…んん…?…』
前にも体感したことがある温かさで目が覚めた
『っひゃ…ままっ雅樹さん…?』
横には寝ている雅樹さん
綺麗な顔してんなぁ…
間近で見るといつもよりさらにかっこよく見える
こんなカッコいい人の彼女なんだなぁなんて考えながら見つめていると雅樹さんと目が合った
『んっ…美紅…おはよ』
『ぉはよ…』
寝起きいいなぁなんて考えていると起き上がって伸びをする雅樹さん
…の上半身は裸
はっ!?
裸っ…!?
まさか …
またやってしまったのか…?
16才にして二回目…
それにしても上半身裸でかすれた声で私の名前を呼んでくれる雅樹さんは本当に色っぽい…
『ぁの…ちょ…上っ…着てよっ…』
シーツをたぐりり寄せて顔を隠す
―ギュ
『っちょ…』
シーツ越しに雅樹さんの肌が触れる
『照れてんの…?』
ふふっ可愛い…なんて耳元で言われて多分私の顔は真っ赤