ストロベリーチョコレート

「話って?」
さっそく聞いた
そしたら達也がふっと笑った

「俺と付き合わない?」
・・・・・・・・・?
「は?何で?あたしのこと好きなの?」
「クスッ、スラッと言うね?
そうだよ、好きだよ」

・・・意味不明
「あたし好きな人いんの
知ってるでしょ」
「うん、知ってるよ?」
「バカ?振られんの確実じゃん」
「あ、そんな本気だったんだ~」

何かムカッときた

「軽い男と付き合う気ないし」
「諦めろってこと?」
「正解、じゃっ」

達也はいい人って思ってたのに
ダメだ・・・
やっぱ石河に関わってる奴は
ろくでもない奴ばっか・・・

「諦めないよ?初恋だし、マジだし」

達也が言った・・・

まぁ、マシかも・・・
あたしはフッと笑って
「頑張れば?」
と言った。
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