モノクロ


━ガタ


高杉さんがあたしの隣に座る。

微かに良い匂いがした。

「原田…さん…?」

「は、はい」

焦ってすっとんきょうな声を出してしまった。

「よろしくね」

ニコッと原田さんは笑う。

とても可愛い笑顔。
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