冷徹な傷
  休み時間



「瞬鈴院さんの髪、綺麗だね」


桜華の周りに人垣ができる。


「そう、ありがとう」




そっけなく答える桜華。そこに…



「おい、瞬鈴院。」




「なにかしら?手短に済ませてくれる?」


秋波が話しかけてきて機嫌が悪くなった桜華が答える。



「お前、バレー部のマネージャーをやれ」

そして桜華はこんなに早くチャンスがくるとは...
と内心微笑んでいた。



「えぇ、いいわ。でも、命令されたくはないわね。」


「悪かったな。やっていただけますか?」


「もちろん。」



 



さぁ、復讐劇に一歩前進ね。
待っていて、愛。








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