いつかきっと






面談をするって決まったその日の放課後、


プルルルル♪プルルルル♪…


竜から電話が来た。




《もしもし?》

〈よっ!!
あのさ、今日廊下で
先生と言い合ってたみたいだけど
何かあった?〉

聞いてくると思った。


《あーあれ?
うん、うち停学になる(笑)》


竜は少し切れ気味に


〈何で?〉


と聞いてきた。


今日あったこと
何で停学になったかを話した。




〈馬鹿だなお前。
てかそんなんで進級できんの?〉

…ここは正直に言うか。



《進級できんかもしんない
先生にも言われたわ。》



竜は本気で切れた。



〈お前さ、何やってんの?
てか何やって来た訳?
進級出来ない程さぼったり
悪さしてきたのか?
学校行けてんのは親のおかげだろ
親が金出してくれてる分
お前は頑張んなきゃいけないんじゃねーの?
来週からは無遅刻・無欠席な
授業もちゃんと受けろよ?
分かったな?〉



そう言って返事もしてないのに
竜は電話を切った。


確かに竜が言ってる事はあってるし
うちのこと考えてくれてんのは
嬉しいけどちょっとむかつくわ…竜…。






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