Genesis of Noah

五人で傷つけないように慎重に掘り起こした箱は、縦が120cm、横が150cm、高さが50cmくらいのくらいの長方体で、金属製だった。

表面は風雨に晒され、ところどころ錆が付着している。

金属に錆止めの塗装を施しているためか、腐食は最小限に留められているようだった。

蓋は丁寧に溶接されていて、簡単には開きそうにない。

ヴェアニーが外壁を叩いてみるが、鈍い音がするだけだった。


「これじゃ仕方がない、箱ごと一度家に持っていこう。」

ロイが言い、カイリスとアンダシスが箱に手を添えて三人で持ち上げる。

腕にずっしりと重みが伝わった。

「かなりの重量だね。」

カイリスが驚いた声を出す。

「箱自体の重さもあるけど、中身のほうも重いかもしれないよ?」

アンダシスの言葉にロイも頷く。

「そうだな。
……一体、どんなものが入っているのやら…」

レイラとヴェアニーは顔を見合わせて笑う。


五人の期待感はいまや最高潮に達していた。


< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

絆

総文字数/31,846

その他85ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
様々なタイプのお話を集めた短編集。 ********** 集めたお話には、規則性を持たせています。 それがこのお話たちのつながり、《絆》です。 **********
Garden4

総文字数/5,260

恋愛(その他)13ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
超短編小説シリーズ第4段 【30秒で読める物語】
Garden3

総文字数/7,773

恋愛(その他)14ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
超短編小説集の第3段。 【30秒で読める物語】

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop