Genesis of Noah
五人で傷つけないように慎重に掘り起こした箱は、縦が120cm、横が150cm、高さが50cmくらいのくらいの長方体で、金属製だった。
表面は風雨に晒され、ところどころ錆が付着している。
金属に錆止めの塗装を施しているためか、腐食は最小限に留められているようだった。
蓋は丁寧に溶接されていて、簡単には開きそうにない。
ヴェアニーが外壁を叩いてみるが、鈍い音がするだけだった。
「これじゃ仕方がない、箱ごと一度家に持っていこう。」
ロイが言い、カイリスとアンダシスが箱に手を添えて三人で持ち上げる。
腕にずっしりと重みが伝わった。
「かなりの重量だね。」
カイリスが驚いた声を出す。
「箱自体の重さもあるけど、中身のほうも重いかもしれないよ?」
アンダシスの言葉にロイも頷く。
「そうだな。
……一体、どんなものが入っているのやら…」
レイラとヴェアニーは顔を見合わせて笑う。
五人の期待感はいまや最高潮に達していた。

