Genesis of Noah
四人で家に帰ると、ロイはまだ戻ってきてはいなかった。
迎えに行こう、というヴェアニーの提案で、四人は揃って廃棄物処理場へと向かった。
居住地区を離れ、人通りの少ない道路を越えて、見晴らしのいい高台を登るとその向こうにフェンスに囲まれたその場所がある。
「すごいな……」
誰に言うでもなく、カイリスが呟いた。
「全く、いつ見ても圧倒的なゴミの山だな、ここは。」
ヴェアニーも苦笑いをする。
周囲を見渡していたアンダシスが声をあげる。
「あれ、ロイじゃない?」
動く影に目を細めて、レイラも頷く。
「そうだよ、きっと。」
近づくと、ロイは一人で作業をしていた。
ロイが見つけたという宝物は地中に埋まっているようで、大汗を流しながら穴を掘っていた。
「ロイ、大丈夫?」
カイリスが駆け寄って声をかけると、ロイは驚いたように顔を上げる。
四人の姿を見つけて安堵のため息をついた。
「よかった。……お前たち、こんなところに来たら危ないぞ?」
「自分だって。」
そう言って笑うレイラに、アンダシスが真面目な顔で釘を刺す。
「いや、暗くなったら本当に危ないよ。」