Мeмory


「拓哉くん、見て!可愛いね」



私はクマノミを見て言った。



「…うん…可愛い」


「ね!…拓哉…くん?」



拓哉くんは私をじっと見ていた。



「…留衣さん…可愛い」


「!?ちょっと…!!」



拓哉くんは私の手を引いて、非常口の前に来た。



「なに…?どうしたの…」



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