Мeмory


「きゃ」



その女性は転んだ。



「すみません!!大丈夫ですか?」



女性はひらひらとした髪を耳にかけて言った。



「ゴメンなさい…よそ見…してて…」


「いえ…けがは…」


「大丈夫です」



女性はニコリと笑った。



…きゅん…



胸が締め付けられた。



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