星の数だけ
入学式
制服のネクタイをゆるくしめる。
「はぁ」
大きなため息が部屋に響く。
起きて少ししかたってないのに何回ため息をしただろう。
今日から高校生。
やる気が1つもでない。
カーテンを開けて空を見上げる。
「恵斗おはよう。」
眩しいくらいの太陽。
久しぶりのお天気。
「恵斗よろこんでるの?
私が高校にいくから?」
すると小さい風が吹いた。
恵斗が返事をしたのかな?
*美桜が笑ってれば俺うれしいんだから*
いつだか言ってた恵斗の言葉。
私はニッコリ笑う。
「恵斗、いってくるね。」