太陽の涙
あたしは昔からものをはっきり言う。だから、今もその癖が出た。
「ははっ!!お前面白いな!!そんなはっきり言う女初めてみたよ。しかも、正しいことばっか言ってるし、おかげで目が覚めたわ」
「そっか!!それはよかった!!んじゃ、あたしの役目は終わったし、帰る!バイバイ!!」
「ちょっと待てよ。俺は真辺櫂。この学校の1年。お前は?」
「あたしは上矢麻友!!同じく1年。よろしくね!!」
そう言ってあたしはその場を立ち去った。

まだ輝き始めたばかりのあの太陽。
あの太陽をもっと輝かせたい。それがあたしの願いだった。
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