桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
ガチャッ


「ただいまぁ」


恋が帰ってきた


目の前にいた親父は、固まっている


俺は…


ただただ、呆然と立ち尽くしていた


「…ただいま。…なんか、今日静かだね。どうかしっ…!?」


リビングに入って来た恋の目に飛び込んできた光景は、きっと凄いものだっただろう


血を流して倒れている愛


座ったまま放心状態の父


呆然と立ち尽くしていて、手には血がついている兄


「なっなっ…あ、愛っ!?」


急いで愛に駆け寄る恋


愛の体を揺すっても、愛に何度呼び掛けても


その閉じられた瞳は、開かなかった











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