桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
────────────
──────────


「それから俺は少年院に入った。出てきたのはついこの間だよ」


「…そう、だったんですか」


なんとなく、重苦しい空気になったな


…当たり前か


「…その妹の安否は…?」


「警察の話しでは、一命は取り留めたらしい。ただ…」


「ただ?」


「…植物状態、らしいんだ」


「…っ!?」


「正確には生きているが、生きているとは言いがたい状態」


「…さっきの話しからして…羽琉は親父を殴ろうとしたんじゃねーの?」


「あぁ」












< 61 / 438 >

この作品をシェア

pagetop