空を想う


〜翔side


俺が見たかったのは笑顔なのに…

空は泣いていた…



「別れよっか。」



その言葉で空に対するイジメは無くなるだろう…


詩ちゃんの話しを聞いたあと別れようと思った…



〜♪


空専用の着メロ…


読んだけど俺は返信はできなかった…



しばらくすると…




〜♪

また携帯が鳴った…



「もしもし?」



「もしもし?翔くんっ?」



詩ちゃんだ…



「どうしたの?」



かなり慌てている…



「空がっ…空がっ!とにかく今から病院に来てっ!」



え?空がなに?空になんかあったの?

行かなくちゃっ!


俺は走りだそうとした足を止めた…


そうだ…



「ごめん…空とはもう別れたから…」



俺は行けない。そう言おうとした


行かないんじゃなくて、行けない…



俺にはもう空に会う資格がないから…




「別れててもなんでもいいからはやく来てっ!!」



詩ちゃんの聞いたことがないような声を聞いて俺はすぐに病院まで走った…

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