本気でハマった女
いつも秀明さんが使っている店は高級店
個室になっている
俺殴られるのかな・・・そりゃあ大事な娘傷つけたんだから当たり前だよな。

『すみません・・・三上で予約が入ってると思うんですが。』

すると店の人は目を丸くしていた
そりゃそうだろう
高校生がこんな場所にくることがおかしい
秀明さんは、昔からおかしい金銭感覚が

『こちらへ』

そう言われ案内された個室

『お!!やっと来たか!!』

『お久しぶりです・・・』

『座れよ!!料理運んできてください!』

俺は秀明さんの目の前に座った

『ん?恭平泣きそうな顔してどうした?』

『いや・・・』

『実夢のこと気にしてるのか?』

『・・・すみませんでした』

俺は精一杯の思い出で声をだした
今でも涙がでそうなのを
押し堪えて

『まあ無理矢理したことは許せないけどな。でも、俺も恭平が実夢のこと好きなのを知ってたのに実夢が一人で恭平の家に行ってるのも知ってて止めなかったのが悪いと思ってるよ。』

俺はそんな言葉を聞いて涙がでた

『今日は、恭平にお願いがあって呼びだしたんだ。』

俺は下を向きながらその言葉を聞いていた

『またうちに今まで通り遊びに来い。』

『・・・いけません』

『実夢が待っててもか?』

俺は顔をあげた
『待てるわけないじゃないですか』

『いや・・・あいつにとって恭平も大事な家族なんだよ。恭平も悩んでると思ってもう少し時間を置こうと思ったんだけどな。そうもいかなくなってきてさ。』

『どういうことですか。』
秀明さんの言ってることは、訳がわからなかった。
どうして俺を許すのか?
どうしてまた来いと言うのか?
意味が分からない
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