本気でハマった女
『実夢早くこい。』
亮は、怒ってるのか?なんか、雰囲気が怖い。


『…………』
黙って向かおうとすると右手がふっと握られた。


魁が心配して手を繋いでくれた。
なんだろ?安心できる…この手を離したくない。傍にいたい。そう思った。


魁と私は、亮の後を追って外へでた。
亮が後ろを向きながら、腕を組んで立っている。
『実夢?お前魁のこと好きなのか?』


『………解らない………でも…なんか、他の女の子と魁が仲良くしてたり、注目浴びてると……モヤモヤするし……傍にいてほしい………』


『またホストだぞ?お前騙されたばっかりだよな?あれほどあいつは、止めろって言ってたのに……結局傷ついてるよな?』


『亮。俺は、実夢を騙すつもりないで。本気やから。信用できないなら俺は、信用されるまで頑張るまでや。』


『亮は、魁もヒロと同じだと思う……?』すると亮は、私と魁の頭をくしゃくしゃ撫でて


『な訳ないだろ?魁は、信用できるけどな…ただホストだろ?俺も葵のこと傷つけてる…葵は、それでも俺についてきてくれてる。実夢にそれができるかが心配なだけだよ。魁もホストだから、お前…やっと元気になってきたのに…また病んで死ぬとか言い出したら心配なだけだ。』


『出来るだけ傷つけないように努力する。』


『さっきいた子お前のこと好きみたいだな?お前あの子から実夢守れるか?』


『守る。失いたくないからな。』


『魁…実夢は、心が弱いから…本気で好きなら………それを受け止めろ。なにがあっても…俺も出来るだけ助けてやるから。』


『俺は、器がデカい訳やないけど…好きな女のことだけは、受け止められる。』
また亮は、魁の頭を撫でた。


『実夢のことよろしくな。実夢?整理ついたら、魁にはなにがあったか話せよ?』


私は、頷いた。
兄貴は、先に中に入って行った。
魁と私は…
『実夢?俺に傍にいてほしいか?』
そう言って魁は、私を抱き締めて
『俺の傍にいてや』
また強く抱きしめた。
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