???
「…み…見たか!紫織ちゃんのパンツ、イチゴ柄だよ!」

「嘘ぉ!違うって、今のは純白だよ!それ以外は僕が許さない!」

 おじさまから、秋葉系から至福の台詞が漏れる。

「いやぁーん。」
 紫織は紅潮して、スカートを押さえた。

 紫織のアシストにより、貴ボンの元に飛んで行くジークレ。その顔が蒼白になる。


「フィニッシュだ!歯ぁ、食い縛れ!!」
 飛んでくるジークレの顎を貴ボンの右拳が捕らえた。更に引っ掛けながら回転させる!

 ドガーン!

 ジークレの顔が地面に叩き付けられた!!


「やった。貴ボン!流石。」

「あざらし、ゲットだべ!」
 人々から拍手喝采があがる。

「流石ですぅ!貴ボン先輩。」
 貴ボンの元に、紫織が歩み寄る。

「お前も良くやった、紫織。…でも、ウサギパンツはどうもな。」

「もう!先輩まで。」

 バギッ!紫織の右拳が貴ボンを捕らえた!

「ギャアー!!」
 貴ボンの悲鳴が夜空に響き渡った。
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