ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~



「そうかそうか、マコも認めてもらえたのか」

「あ、純平」

「いや、認めたのかどうかは…」

「でもあたし、鮎沢パパってもっとイカついのかと思ってた!こう、大きくて岩っぽいような」

「あぁ、俺も」

「あのオックンって人も、弟子とかなんでしょ?」

「でもさ、カッコイイよね~ヒロさん」



ひ、ヒロさん!?



「あの着物が、またいいんだよね!」

「分かる分かる!」



いつの間にか、その辺にいた人達まで話しに加わってるし。



「えー、では早速ですが、ここからは本題に移りたいと思います」



わざとらしく咳ばらいをした後、佐倉はらしくもない真面目な顔をする。



「俺がここにいる全員を代表しまして、鮎沢ちゃんに質問したいと思います」(←本当は、じゃんけんで負けて決まった代表)



…なに?



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