ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
「ちょっとぉ、柄にもなく気なんか使わないでよ?」
「…分かってます」
そういうのは、麗奈が嫌いそうだと思ったから。
それにあたしは、他の誰でもないワンが好きだ。
「まぁ、言うまでもなく鮎沢ちゃんは、ワンのことで頭いっぱいだし!」
「べ、別にいっぱいって訳では…」
「まったまたぁ、いいのよ隠さなくて。分かってるから」
「………」
もう、そういうことにしておこう。
反論しても、どうせ聞きはしないんだから。
「あたしね、意地になってんのかも」
「意地…?」
「小学校4年生くらいまではね、ずっと竜が大好きだったわけよ」
竜…って高城?!
「竜があたしの初恋だった」
たしか麗奈と高城は、同じ商店街に住む幼なじみだったはず。(←※八百屋とケーキ屋)