ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~



「アユ…ちゃんは、確かに知らないけど。その子は顔も知らない」

「………」

「た、多分、俺の妄想の中の人だな!うん!」



苦しい言い訳に、先生はますます目を細めた。



「先生の聞き間違いじゃないのかよ?」

「え?」

「だって俺、アユがつく知り合いなんて…」



…え。



アユ…?



アユって、鮎だろ?



「…なに?」



鮎なんて、すぐ近くにいんじゃん。



待てよ俺。



もしかしてさ。



「いた」

「え?」

「すっげー近くに」

「………」



保健室で、寝ぼけて鮎沢と先生を、間違えた事がある。



「あ、でも彼女じゃないから安心して」



< 493 / 606 >

この作品をシェア

pagetop