ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
「アユ…ちゃんは、確かに知らないけど。その子は顔も知らない」
「………」
「た、多分、俺の妄想の中の人だな!うん!」
苦しい言い訳に、先生はますます目を細めた。
「先生の聞き間違いじゃないのかよ?」
「え?」
「だって俺、アユがつく知り合いなんて…」
…え。
アユ…?
アユって、鮎だろ?
「…なに?」
鮎なんて、すぐ近くにいんじゃん。
待てよ俺。
もしかしてさ。
「いた」
「え?」
「すっげー近くに」
「………」
保健室で、寝ぼけて鮎沢と先生を、間違えた事がある。
「あ、でも彼女じゃないから安心して」