ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
【makoto※side】



「ただいまー」



マフラーを取りながらリビングに入ると、いい匂いがオレの鼻を刺激した。



「シチューだ!」

「おかえり。手洗っておいで、すぐご飯だから」



言われた通りに手を洗い、リビングに戻ると学も正(まさし)も席に着いていた。



「マコ兄、早く」

「ゴメンゴメン」

「じゃ、食べよっか」

「いただきまーす!」



父さんは帰りが遅いため、いつも4人での夕食。



実を言うと、オレには弟が2人いる。



学は今までにも、何回か(名前だけ)登場したと思うけど、今はまだ小学5年生だ。



正って言うのが、中学3年生。



「マコ兄、今日一緒にいたの誰?」



なんの前触れもなく、唐突に正がオレに尋ねた。



「え?」

「カノジョ?」

「あら正、稀衣ちゃん見たの?」



母さんも会話に入ってきた。



「え、あれが例の?!」

「なんだよ」

「スッゲー美人じゃん!嘘だろ、俺もっと低いレベル想像してたし」

「どーいう意味だよ?!」



というか、正も気付いてたのか。



あのファーストフード店の時だ。



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