ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
【kie※side】
クリスマス当日。
毎年家では、お父さんが知り合いを集めてパーティーをする。
だからあたしは、なるべく家にいろと言われてる。
「すみませんお嬢さん。他に手の空いてる者がいなくて…」
「いいですよ、全然」
申し訳なさそうにする奥田さんから、メモとお金を受け取る。
お使いを頼まれた。
まだ3時だし、それ自体は全然構わない。
………が。
「おい稀衣、置いてくなよ~」
コイツはいらない。
「別に来なくていいよ」
「なに言ってんだよ、1人じゃ無理でしょーよ」
コイツは奥田さんの息子、奥田郁也(おくだいくや)。
奥田さんは昔からお父さんの下で働いてるから、コイツとも昔からの付き合いになる。
クリスマス当日。
毎年家では、お父さんが知り合いを集めてパーティーをする。
だからあたしは、なるべく家にいろと言われてる。
「すみませんお嬢さん。他に手の空いてる者がいなくて…」
「いいですよ、全然」
申し訳なさそうにする奥田さんから、メモとお金を受け取る。
お使いを頼まれた。
まだ3時だし、それ自体は全然構わない。
………が。
「おい稀衣、置いてくなよ~」
コイツはいらない。
「別に来なくていいよ」
「なに言ってんだよ、1人じゃ無理でしょーよ」
コイツは奥田さんの息子、奥田郁也(おくだいくや)。
奥田さんは昔からお父さんの下で働いてるから、コイツとも昔からの付き合いになる。