【短編】 曇り空
先生と思いを通わせてから
俺は昼休みは必ず屋上にいた
北校舎の屋上は
俺と先生だけの場所
「せんせー、俺にも一本。」
美紅の手にするタバコに手を伸ばそうとすると
その手は勢いよく払われた
「ふざけんな。
学生の分際で学校でタバコ吸おうなんて100万年早い。」
そう言って煙を中に吐き出す
「べつにいいじゃん。」
俺は学ランの内ポケットからタバコを取り出した
「こらっ!」
美紅はそれに気づいて取り上げようと手を伸ばしてくる
でも
そんなの俺にかなうはずはない
身長差は20センチ
逆に俺はどさくさに紛れて美紅を抱きしめた
「ち、ちょっと!」
焦ってもがく美紅
その姿が可愛くて仕方が無い
きっと
生徒でこんな美紅を知ってるのは俺だけだろうな
優越感に浸りながら
美紅のほほにキスをした
「もう。やめなさい、誰か来たらどうするの?」
「ヤダね。誰も来ねぇーって。」
そう言って俺は美紅の唇をふさいだ
こんなに気持ちのいい
胸が弾むキスは初めてだ
「美紅・・・好きだ。」
「・・・っ!先生って呼びなさい。」
俺の囁きがうれしいのに
強がる美紅・・・
そんな
美紅
好きだよ
もう
誰にも渡さない
俺は昼休みは必ず屋上にいた
北校舎の屋上は
俺と先生だけの場所
「せんせー、俺にも一本。」
美紅の手にするタバコに手を伸ばそうとすると
その手は勢いよく払われた
「ふざけんな。
学生の分際で学校でタバコ吸おうなんて100万年早い。」
そう言って煙を中に吐き出す
「べつにいいじゃん。」
俺は学ランの内ポケットからタバコを取り出した
「こらっ!」
美紅はそれに気づいて取り上げようと手を伸ばしてくる
でも
そんなの俺にかなうはずはない
身長差は20センチ
逆に俺はどさくさに紛れて美紅を抱きしめた
「ち、ちょっと!」
焦ってもがく美紅
その姿が可愛くて仕方が無い
きっと
生徒でこんな美紅を知ってるのは俺だけだろうな
優越感に浸りながら
美紅のほほにキスをした
「もう。やめなさい、誰か来たらどうするの?」
「ヤダね。誰も来ねぇーって。」
そう言って俺は美紅の唇をふさいだ
こんなに気持ちのいい
胸が弾むキスは初めてだ
「美紅・・・好きだ。」
「・・・っ!先生って呼びなさい。」
俺の囁きがうれしいのに
強がる美紅・・・
そんな
美紅
好きだよ
もう
誰にも渡さない